麗しの未亡人提督超乳調教★



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「それでは今日の調教を始めましょうか」
「……」
 無言。
 口にギャグをはめられているから……ばかりではなく、リンディはとうに言葉を捨てていた。
 何を言ったところで変わるわけもない。この時間は、リンディにとってそういう時間だった。とは言え、仕方がないのだ。どんなに有能な提督であろうとも、所詮は組織の人間。上には逆らえない。
 嫌らしい、汚い賢しさだとは理解している。
 息子や義娘には決して知られたくない母の、女としての暗部。
 今は亡き夫が知ったらどんな顔をするだろう? けれど、彼と結婚する前からリンディはずっとこうだった。上から望まれるままにカラダを差し出し、そうすることで次元の海の平和を守る力を維持し続けてきたのだ。
 それが、正義だった。
 時空管理局という大きくなりすぎた組織の、壊死した部分。腐った根本からしかし力を得なければ、先端は伸びることなくただ枯れてしまう。
「ふ、ふ……相変わらず、素晴らしいカラダだ。特にこのだらしない尻、弛んだ乳……熟し切ったオンナでなければこうはいかない。上の人間も、ね。貴女の事は、いつも楽しみにしているんですよ?」
 調教師の言葉にも羞恥や屈辱を感じることはない。目隠しされている状態では相手がどのような下卑た貌をしているかもわからない。
 諦観、と言えるだろう。
 さて……今日は何をされるのか。
 虚しさに満ちた思考で様々な行為を予想するリンディのたわわな胸に、
「……んッ……?」
 尖った何かが押し当てられていた。





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(……注射器?)
 と言うことは、今日は搾乳か、その手の調教だろうか。
 正直、慣れたものだった。何せ息子を妊娠するよりも前に母乳が出るよう改造済みだった肉体だ。今さら母乳の量を増やす薬等を打たれたところで何ら感じ入るところなど無い。
 自分の乳房が男共にどのような目で見られているかは理解している。既に若さという張りを失い垂れ始めた豊乳は、しかし上の連中にとってたまらない魅力があるらしい。奴らはいつもねっちりと執拗にリンディの乳房を揉み、ねぶり、弄くり回し、身勝手な満足に浸っていく。
 快感を覚えないこともなかったが、亡夫からの愛撫と比べれば雲泥の差だ。そこだけは、譲れなかった。あくまで彼の妻であり続ける、と。心の貞淑まで売り渡すつもりはない。
「やれやれ。相も変わらずだんまりですかリンディさん。もう少しおもしろい反応を見せてくれた方がコチラとしても楽しいのですがねぇ……」
 嘲るような声に対し、リンディはあくまで無言を貫いた。
 クスリを打たれた胸が段々と張っていくように感じたが、いつものことだ。増えた母乳を搾り取って戯れるつもりなのだろう。ミルクまみれの男根を乳房に挟み、思う様扱いて顔に射精する……本当に、飽きない連中だ。
 ――そう、タカを括っていた。
「……ふぐっ?」
 慣れない感覚が、胸をざわめかせた。
 おかしい。この感覚は……母乳が増えていくものとは、違う。
「そうそう、リンディさん。どうも上の方々も貴女の普段の態度には不満があるようでして。今日はいつもとは違った趣向をご用意させていただくことと相成りました。先程の薬も、単純な母乳増量とはまた違ったオモシロイ薬なのですよ」
「ッ!?」
 乳房がムズムズする。
 奇妙な疼きにリンディは拘束された身体をむず痒そうに揺らした。
 何が、何が起こっているのだ。自分の胸に。
「ムッ!」
「ふふ、ははは! 久しぶりに見た気がしますね、貴女のそんな貌は。では私はこれで失礼しますよ。他にも仕事がありますので」
「!?」
 どういう事だろう。
 放置プレイのような経験はあっても調教中に放っておかれたのは初めてだ。目も見えず、口もきけず、手足も動かせない状態で、ただ胸だけが疼いていた。
 自分の今の状態がわからないというのは、とてつもない恐怖心を煽る。数々の戦場を駆け抜けてきたリンディであってもそれは例外ではない。むしろ恐怖を知らない者は戦場では早々に命を落とす。
 今、リンディは正しく恐怖を感じていた。
 全身が気怠い。
 動悸が激しい。
 叫び出したい気分だ。
 泣き叫んで、自らの身体を隅々まで確認し安堵したい。けれど、出来ない。
 恐怖と不安ばかりが募っていく中、
「……えっ?」
 唐突に、視界が開けた。
「な、なんで……?」
 ギャグも外れている。手足の拘束は解かれていないけれど、周囲も自分も見ることが出来る。言葉を発することも出来る。今日は今までになかったことばかりだ。
 ――嫌な予感は、していた。





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「……ん、う、うぅ……ぐッ」
 時間は緩慢に流れていく。
 見ることが出来ても、自分と薄汚れた壁以外に視界に入る者はないし、喋ることが可能でも肝心の話す相手がいない。
 結局は何も変わらない。変わっているのは、胸の疼きだ。
「……んっ、ふ、くぅ」
 単純に乳が張っている時とは明らかに違う。リンディの胸部にだらしなく垂れ下がった年増の乳房が微かに痙攣していた。乳首は痛いくらい勃起しているし、胸の柔肉は誰かに力強く揉みしだかれている時のように感度が高まっている。
 出せるものなら母乳を出してしまいたかったが、不思議なくらい出ないのだ。いつもならこれだけ乳が張っていれば放っておいても勝手に噴き出す母乳が全く染み出てすら来ない。
 なのに張っていく。胸だけが膨張していくかのような感覚に、リンディはまるで熱に浮かされているかのようにボンヤリと、自分の胸を見下ろしていた。
 どのくらいそうしていただろう。
「く、ふっ……ひっ、お、おぉおお……」
 ゆっくりと与えられ続けてきた乳房への感覚に、ついに絶頂を迎える時が来たかに思われた。
 このまま達してしまえれば多少は楽になれるに違いない。
 ……しかし、それすらも浅はかだった。
「……あ、いぅ? ……な、なん、で?」
 来ない。
 いつまで経っても心地よい絶頂による解放感が訪れないのだ。
「な、んっ……こ、こんな、の」
 絶頂寸前の感覚だけが続いていく。
 膨れ上がるだけ膨れ上がって、破裂しない風船のように。……そんな連想をしてしまったのは、無意識的に自分の現状を把握していたせいかもしれない。
「う、……く、ひぅ……、……う、……え?」
 初めは、小さな違和感だった。
 見慣れたはずの自分の胸に抱いた、ほんの小さな違和感。
「……あ、あれ?」
 目を擦ってみたいが、出来ない。
 仕方なくリンディは目を細めたり見開いたりしながら、胸を見つめ続けた。
 やはり、おかしい。
 見間違いではなく、確かに。
「わ、私の……お、おっぱ……いひぃっ!?」
 胸が、膨張していた。





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「う、うそ……こんな、の……う、あぁああ……ッ」
 だらしなく垂れていた乳房が、どんどん重たくなっていく。
 自身の乳房、乳首や乳輪が肥大化していく様を見ているというのは、頭がおかしくなりそうだった。しかも止まらないのだ。とうに限界だと思うのに、重たすぎて乳房が胸から千切れ落ちそうなのに、止まらない。
「や、やめっ、こんな、やっ!」
 ブルブルと首を振り、リンディは悪夢を振り払おうとした。
 けれどこれは悪夢ではなく現実だ。肥大化し続ける乳房が徐々に腹を圧迫し始めていた。
 脳が痺れる。
 毛穴という毛穴から汗が噴き出していく感覚。
 熱い。
 寒い。
 昂ぶる。
 気怠い。
 感覚がゴチャゴチャだ。目尻からこぼれ落ちる涙が非現実的な光景を曇らせる。本当に夢ならどんなに良かったことか。
「む、むねぇ……おっぱいが……おっぱいがぁっ」
 疼く。
 激しく疼く。
 乳肉が膨れ上がるたびに、脳髄に電流が走る。
 乳房の中には何が詰まっているのだろう? 母乳か? しかしそれだけでは無い気もする。
「な、なにがっ、これ、どうなるの!? 聞こえているんで……――ぐヒィッ!?」
 重みに耐えかねた肉が腹にめり込む。
 今やリンディの乳房は自身を責め立てる拷問具でしかない。
 腹を圧迫する痛苦。
 逆に腹がめり込むことによって形を変えていく乳房。
 重力がキツイ。
 上半身が床へと引きずり下ろされていくかのような……異常。
 ミチミチと肉が不快な音を立てる。
「千切れッ! 千切れりゅふぅうううううう!? おっぱっ、おっぱいが千切れッ、ぎぁああああああっ!! やめっ、もうむ、無理ィ!! やめれっ、やめれオッパイ大きくなるのとまってぇえええええっ!!?」
 懇願は無意味。
 調教師達の反応は無い。きっと、今のリンディをどこか別の部屋で眺めてこの無様で哀れな姿を大笑いしているに違いなかった。そんな連中に縋るしかない自分を恥じることすら出来やしない。
 止まってくれなければ、胸が千切れ落ちる。
 このまま肥大化する己の胸に呑まれて圧死してしまうかも知れない。
 タチの悪い冗談のようで、けれど現実感があった。





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「ぐぶひぃいいいぎゃあぁあぁぁああああああああああああッッ!!」
 絶叫が壁に反響し、耳が痛む。
 自分の声が遠いのに近い。頭の中のまだ冷めた領域が別人の声のようだと認識していた。が、どうしようもなくこの雄叫びとしか言いようのない声はリンディ自身のものなのだ。
 周囲には女手一つで家庭を切り盛りし、息子を立派に育て、引き取った義娘とも上手くやっている貞淑な才媛と見られている自分が、今や化物のような乳をぶら下げその重みで苦しみに喘いでいるというのだから悪質な笑い話だ。
「とまっ、とまとまぁああああああっ!? ぐひぃっ!? ま、まだっ、まだ張るまだ張ってぐりゅぅううううウウッッ!!?」
 限界だ。
 とうに限界など超えていたかと思われたが、今度こそ本当に限界だ。
 これ以上は膨れようがない。自身の肉体への理解からはっきりと確信する。
 もし今より膨れ上がるようなら……真実、破裂する。
 内容物を汚らしく撒き散らしながら乳房は爆発し、リンディは……死ぬだろう。
「はがぁっ、ぐっぷっ、りゅぶぅううううううう!!? へがっ、へびぎぃいいいいいい!!」
 嫌だ。
 そんな最期は、嫌だ。
 息子と義娘の顔を思い浮かべながら、リンディはグッと歯を食いしばった。
 無様な悲鳴を撒き散らすのを堪え、乳が膨張するのを僅かにでも防ごうと力を込めた。
 どれだけ無意味な頑張りか、わかりたくもない。
 無意味でいい。無意味でいいから、耐えなければ。
 残った理性の灯火が風前に揺れる。
「ぐっ、……んぐっ、ぎぃ……むぎっ、ぎぃいいい……ッ!!」
 少しは止まっただろうか。
 止まらずとも遅らす事くらい出来ただろうか。
 そう考えると少しだけ頭が冴えた気がした。けれど安堵なんてとても出来ない。してはいけない……のに、
「ふ、ぐぼぉおおおおおお!!?」
 一瞬、気が緩んだ。
 リバウンドなのだろうか。乳がうねる。
「あがっ、ギャッ、いぎびぃいいいいいいいい!!?」
 今の状態で身体を左右に揺らすことがどのような事態をもたらすか、わからないはずはなかったがそれでもリンディは苦痛に身体を揺らしてしまった。当然、化け乳が振り子のように揺れ、千切れそうな痛みはさらにリンディを狂わせる。
「あがぁああああああああっ!!? いだっ、いだぁイィぎぃいいひぃぐぅああああああああああアアアッ!!!」
 弾ける。
 千切れ飛ぶ。
 最期が頭を掠めた瞬間――





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「お、ぼぉ……げ、へぇ……?」
 ドブッ、と音がした。
 まるで女性器のように拡がった乳首穴から、やや黄ばんだ濃度の高い母乳が凄まじい勢いで噴き出していく。
「ほ、おぉ、ほぉおおおお……ッッ!!」
 急激に訪れた解放感は、並の絶頂とは一線を画していた。
「ひぶっ! も、もれッ!?」
 全身の筋肉が弛緩していく。
 乳房に埋もれて見えない股間から小水が弾けるように放たれていくのがわかった。尻からはプスプスと空気の漏れ出る嫌な音が聞こえる。耐えようと試みてはいるが、糞便を垂れ流すのも時間の問題だろう。
「や、やぁあああっ! こんな、こんっ!?」
 乳房が凄まじい勢いで震えた。
「のぼぉおおおっ!? で、でりゅっ、おチチでひゃいぃいいいいっ!!?」
 母乳の噴水だった。
 噴き出した母乳が壁を白く染め上げていく。ドロドロと粘性が高く、まるで精液のようだ。これがあの薬によって体内で造られたのかと思うとどうしようもなく気分が悪くなってくる。
 しかも小水も止まらない。
 肛門の括約筋ももはや限界だった。
「あぁああああああああああああああああああっっ!!!」
 自らの叫び声で、糞尿が漏れ出す汚らしい音を掻き消そうとでもするかのようにリンディは喚いていた。あまりにも哀しい、音だった。
『あっはははははは! おもしろい、おもしろいですよリンディさんっ!!』
 四方八方から調教師の声が聞こえてくる。
『久しぶりに良いものを見せていただきました! 上層部の方々も大層満足なされたようです。ふ、ふふ……やはりマンネリはいけませんでしたね。これからは今までに試したことのない薬などもバンバン使っていきましょう』
「いぃっ!?」
 顔面を蒼白にし、リンディはどこかから見ているであろう調教師の姿を必死に探した。しかし見つかるはずもなく、視線を巡らす姿は滑稽でしかない。
『はっはっは! 楽しみにしていてください。次は……そうですねぇ。今回は乳房でしたし、股間に立派な肉棒でも生やしてみましょうか?』
「ばっ!!?」
 馬鹿な事を、と。
 けれどあの調教師はやるだろう。
 またも怪しげな薬品か、違法な魔法によってリンディの肉体を弄ぶに違いない。
「い、がぁああああああっ!!」
 噴き出ていく。
 母乳も、糞尿も、理性も、何もかも。
 待ち受ける新たな地獄を前に、リンディはあまりに無力だった。
「やぁあああああ、いぃやぁぁあああああああああああッッ!!!」
 狂乱する悲鳴だけが、薄暗い部屋にいつまでも響き続けていた。





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―ACT.02―





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 シャワーの音は雨音に似ていて好きだった。
 雨がアスファルトを叩く音が好きだ。勢いは強くても弱くても良い。自然の奏でるメロディというのは不思議と心が安らぐ。
 一日の終わりに浴びるシャワーは、その安らぎを僅かにでも思い出させてくれる。とりわけ此処、時空管理局本部施設は雨とは全くの無縁の場所。そう考えると余計に染み入ってくる。
「……ん、ふぅ」
 悩ましげな溜息と共にリンディは重たげに乳房を持ち上げると、普段はその豊満すぎる胸に隠れてしまっている下の部位にシャワーを浴びせた。念入りに、何もかも洗い落としてしまいたいとばかりに。
「……はぁ」
 いつもなら一日の疲れも悩みも癒してくれるはずのシャワーが、今日は陰鬱だった。あの乳膨張による調教から数日、多少大きくなってしまった気はするものの乳房もなんとか落ち着いている。
 問題なのは、胸でなくその下。
「……う、うぅ」
 思わず泣きたくなってしまうのを堪え、リンディは瞑目した。
 臍よりもさらに下、股間から、上へ上へとそそり勃つ醜悪な肉塊。
「本当に……生やされてしまうだなんて」
 今日の調教で生やされてしまった肉棒が、胸まで反り返ってビクンビクンと激しく自己主張していた。
 しかし、それにしても……
「……ゴ、ク」
 大きい。
 細目を開け、もう一度自らの剛直を確認してリンディは息を呑んだ。
 我ながら大きすぎる。何せリンディの腕よりも太く、股間から顎下まで届く程の超特大サイズなのだ。多少大きさを変えてある管理局上層部のモノとも比較にならない。亡き夫とは比べるだけでも涙が出てくる。
 いくら魔法で強制的に生やされたモノだとは言え、この大きさは……先日の乳房に引き続き、自分がどんどん化物になっていっているのではないかとリンディは眉を顰めた。
「……ダメ、だわ。やっぱり、何もしないでいるだけじゃ全然収まってくれない」
 調教師は言っていた。
 魔法によって一時的に生やしたこの肉棒は、一定量の疑似精液を出すだけ出し切ってしまえば自然と消える、と。
 とは言えまさか女の自分が竿を扱いて自慰に耽るというのも憚られ、リンディは結局自然に消滅してくれるのを期待したのだったが、やはり無駄なようだ。
「自分で、何とかするしかない……わよね」
 そっと、亀頭に触れる。
「ッッ!!?」
 途端、思いもよらない官能が脳を痺れさせた。
 知らない快感。
 女には未知の、肉棒を刺激することで得られる快感の一端を垣間見て、リンディは大量の唾を飲み込んだ。
 震えている。
 赤黒く、巨大で、醜い亀頭が震えている。
「ん、……く、ふぅ……」
 恐る恐る、撫でてみる。
「ひぃぐっ!?」
 電流が流れた。
 僅かな刺激でもこれだ。本格的に扱いたら、どうなってしまうのか。
 ボディソープを泡立てた手を、再び亀頭へと伸ばす。
「はっ、くひぅん!?」
 粘膜にソープが鋭く沁みる。
 けれどそれを痛みと感じるよりも先に、リンディは明らかな快感を得ていた。
 ゆっくりと、手を動かしていく。
「んっ……ひ、く……ふぅ……っ」
 キモチ、良い。
 けれどもどかしい。まだ、本気になりきれていない。
 自分の股間から生える肉棒への忌避の感情が、快楽に身を委ねきることを阻害している。
「……だ、め……わ、わた、し……こん、な……ぁ」
 指でカリ首の辺りをこねくり弄り回しながら、リンディの脳内では理性と官能が鬩ぎ合っていた。
 指じゃ足りない。
 リンディの手では、巨大すぎる肉棒を思う存分扱くには小さすぎるのだ。けれどその事が、リンディの理性を支えていた。快楽の不足が無ければ、充分に満足のいくものであったならとうに堕ちていただろう。
 もっと大きなもので、力一杯扱きあげたい。腰が抜けるくらい勢いよく、この無様で醜い肉茎を。
 だが――
「……くぅ、ひ、うぅ……」
 もし、今考えていることを実行に移してしまったなら、もう確実に戻れなくなる。そんな予感があった。
 おそらく間違っていない。きっとその快楽はリンディの身も心もこれ以上ないくらい蕩ろけさせてくれるに違いない。そして……狂う。淫らに、イヤらしく、雌になる。
「あ、う、うぅ……」
 男達がいつも自分に強要してくる奉仕。
 いつもは自分からするばかりで、無論女の身であったリンディはされた経験など無い。が、興味はあった。そうしてやることで快感を顕わにする男共を見ていて常に考えていたこと。
 ――果たして、自分のこの大きすぎる胸に肉棒を挟んでそんなに気持ちがいいものなのか――と。
 胸が高鳴る。
 肉棒も昂ぶっていた。亀頭の震えが、大きい。まるで期待しているかのようだ。反り返り過ぎて、既に自ずから胸の谷間に挟み込まれようとしている。
「……んっ、ぐ、ひぅう……」
 情けない声を出して、リンディは恐る恐る乳房と、そして茎に手をあてがった。
 ゆっくりと二つの肉を近付けていく。
 やってはいけない。まだ間に合う、止まれと……脳内ではそんな警鐘が鳴り続けていた。しかし、惹かれ合う肉と肉の前にそれは余りにも無力だった。
 そして――





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「ッ!!?」
 挟み込んだ瞬間、目の奧で火花が散ったかのような気がした。
 頭がクラクラする。
「ひっ、い、ひぅぅううう……ッ」
 リンディ・ハラオウンを構成する様々な要素がたった一擦りで霧散してしまった。そう言いきれるくらいに、肉と肉の摩擦は想像を絶していた。
 そのまま即座に達しそうになってしまう。
 男の部分も、女の部分も。
「こ、これ……こんな……にいひぃイイッ!!?」
 ちょっと擦り上げただけで、胸肉にも肉棒にも凄まじい快楽が生じて歯止めがきかなくなる。
 あまりにも危険な、過剰なまでの快感だった。
「お、おぉ……おちん、ちん……こんな、パイズリって、こんな、にぃいっ!」
 乳首が茎を擦り、柔肉が亀頭を包み込んで圧迫するたびに意識が飛びそうになる。知らなかった。こんなに気持ちがいいのなら、男達がこぞって自分にパイズリを強要したのも理解できようというものだ。
 この味は、一度占めたら忘れられるわけがない。
「ひゃうっ! あ、うぉほお、お、い、いぃいいいいっ! オチンチン、わ、わた、私のオチンチンが私のオッパイマンコで擦れてる、自分で自分を扱いちゃってるぅ! 自分のチンポ自分の乳マンコに挿入しちゃってるゴシゴシって扱いちゃってるぅ!! な、なにこれダメッ、ダメになるダメなのにダメになっちゃうッ!?」
 剛直も気持ちいいなら乳房もまた気持ちがいい。相乗効果でリンディはあっという間に昂まりきっていた。
「チンポッ、わたしのおチンポ硬い、硬くて長くて太くて血管なんてビキビキって浮き出て動いてる動いてるのぉッ!! 血管が動くたびにオッパイ震える、乳マンコの乳膣がチンポの動きに感じてる感じ過ぎちゃってるうぅううううッッ!!」
 胸の動きが徐々に激しさを増していく。
 腰を振れないのがもどかしい。それでもリンディは微細ながら腰を上へと突き上げていた。僅かな快感がしかし何倍にも膨れ上がる。
「オッパイ揉むッ、揉んじゃう揉みまくっちゃう♪ ひぃあっ!? お、オッパイ揉むとチンポも揉まれちゃってゾクゾクくるのぉっ!! チンポがオッパイ犯してるのかオッパイがチンポ犯してるのかわかんにゃいわかんなひぎぃいいいいいっ!!? いひゃっ、ひょ、今擦れた、乳首が裏筋こしゅれたはぁああああああッ♪」
 だらしなく締まりのない笑みを浮かべながら、リンディは剛直を扱いて扱いて扱きまくった。乳房を揉みしだき思う様蹂躙した。
 自分の身体ではないみたいだ。
 擦れ合う肉と肉。生み出される快楽の波――否、大渦だった。頭の中で渦巻いて渦巻いて、全てが狂っていく。何もかもが壊れていく。
「ひゃいっ、ひゃいぃいいいいい♪ ん、ぷっ、ちゅる、れろ、んむぅッ」
 胸の間から飛び出していた亀頭の先端に迷うことなく舌を這わせ、さらなる快楽の虜となっていく。
 舌をどのように這わせれば男が感じるのかくらいは心得ている。しかも今舐めしゃぶっているのは己の肉棒なのだ。舐め回しながらリンディはどの部分が最も感じるのかを試していった。
「チンポッ♪ チンポイイチンポおしゃぶり凄くイイわぁあっ♪ はむ、くちゅ、ちゅちゅるれろ、じゅる、ぺろぺろ……ん、ちゅれる、れろぉ……んひゃんぐっ!? ひぃあっ! お、オシッコ穴キタ、オシッコ穴凄いのきたぁっ!!?」
 舌で尿道口をこじ開け、ジュクジュクと中を刺激する。途端、長大なバレルをまるで快感そのもののような何かが駆け昇っていくのを感じた。





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「ほ、ひぃいいいう!?」
 尿道口から粘りけのある汁が漏れ出ている。
 知っている味だ。けれど自分のものなのだと思うと余計に昂奮する。
「先汁出たっ、先汁出てきたぁッ♪ どんどん出てくる、先汁なのにザーメンみたいに出ちゃう出すぎぃいっ!? ほはぁああっ! ん、ぬふぅんッ、こ、これイイ、良すぎるチンポ良すぎて頭バカになるぅ!!? ちゅっ、ちゅぱ、じゅる、じゅじゅじゅ……ん、ふぁあああ、おいしっ、自分の先走っちゃったチンポ汁ドロドロしてて舌に溜まるぅ!! こんなの本気汁出たら絶対喉に絡む、喉に絡んで死んじゃうぅううう♪」
 ストローでもシェイクでも吸うかのようにリンディは頬を窄め思いっきりカウパーを吸い上げていた。本格的な絶頂も近い。このまま一度達してしまおう。達してしまわなければ気が狂ってしまう。
「んはぁぬほぉおおおお!!? ちん、ちんぽっ、チンポの中昇ってくる、くっさいお汁、私チンポ汁が昇ってくる凄い勢いで昇ってキてるぅ!!? こんなの射精したら窒息しちゃう絶対窒息する窒息しながらアクメするわよぉおおおおっ!!!」
 リンディの頭にはもはやこのまま射精する事しかなかった。
 他のことなどどうでも良い。外界のことなど気にもならない。
 普段、ただシャワーを浴びているだけだったなら気付いたはずなのだ。誰かが部屋を訪ねてきたブザーの音に。けれど今日のリンディは普段通りではなかった。ただの快楽に溺れた、淫らな肉の奴隷だった。
 垂れ乳で剛直を扱き上げ、アヘ顔晒している一匹の雌だった。



■■■



 扉の前で、レティ・ロウランは途方に暮れていた。
「今夜は久しぶりに飲みましょうって言ってたのに……」
 先週からの約束を楽しみに今ようやく任務を終わらせてきたのだが、何度ブザーを押しても反応がない。
 留守、だろうか?
「所在確認を……って、あら? 居るじゃない……」
 リンディの居場所を検索してみると、彼女の部屋になっていた。他の何処かに行った形跡はない。
「寝てるのかしら?」
 もしそうならと考えると……ちょっとムッとしてしまう。
 激務を終え、疲れた身体でせっかく酒まで持参して訪ねてきたのに。
「もう、いいわ。入るわよ」
 ごく親しい人間しか知らない開錠コードを入力し、レティは扉を開けた。もし寝ているなら叩き起こしてやろう。
 ……と、
「あら?」
 浴室から水音が聞こえる。
「ああ、なんだ。シャワーを浴びていたのね」
 そのせいでブザーが聞こえなかったのだろう。仕方ないなとばかりにレティは浴室の前まで移動した。どうせだ、急に顔を出して驚かせてやろう。
 ちょっとした茶目っ気だった。悪意など、微塵もない。
 浴室の扉に手がかかる。
 そうして、一気に――



■■■



「ちょっとリンディ! 人との約束を忘れて呑気にシャワーだなんて、いった……い……――」
「んほぉおおおおおおッ♪ チンポ、チンポイイッチンポ最高! パイズリキモチ良いチンポイッちゃう自分の乳マンコでチンポイッちゃ――」
 目と目が、合った。
 リンディは完全に固まっていた。
 レティは……リンディよりかは幾分か早く硬直が解けていた。そして彼女の全身を見て……溜息を吐いた。
「……あいつらの仕業ね」
 最初こそ驚いたものの、あっさりと事情は飲み込めた。
 レティとてリンディと同じだ。次元の正義と平和を守るために既に何十年と自らの身体を差し出してきている。
「フタナリ化の魔法か。……私も以前、かけられた事があるわ」
「いっ、……あ、あぅう……」
 言葉もなく赤面しているリンディに呆れたように呟くと、レティはこめかみに手をあてた。この魔法がどのような効果をもたらすか、どうすれば解除できるかも身に染みて良く知っている。
「苦しい、でしょうね」
「イッ! ……く、ふぅ……んんッ!」
 流石に親友が見ている前で扱くわけにもいかないのか、リンディは胸と肉棒を隠そうとしながら腰をモジモジさせていた。が、どちらも隠しきれるサイズではない。
 天を突くほどに勃起したままのリンディの剛直は、否が応になくレティの視界へも入ってきていた。
 本当に、なんて大きさなのだろう。
 レティもこれまで様々な男達を目にしてきたが、こんな化物のようなモノを目にするのは初めてだ。思わず生唾を呑み込んでしまう。最後に調教を施されたのは、今回の任務に赴く前だったので一週間以上も前だ。身体は、否定なんて不可能なくらい火照っていた。そこにリンディの超特大な剛直を見せられては、こちらも理性が吹き飛びそうだ。
「……リンディ」
「は、ふぅあっ……ん、ふぇっ!?」
 熱に浮かされたような貌で、レティが服を脱いでいく。
「私が……助けてあげるわ」
 方便もいいところだ。
 リンディの肉棒を見ていただけで既に乳首は硬くしこっているし、股間もじっとりと濡れそぼりつつあった。
「ふ、ふ……パイズリが、気持ちよかったんでしょう?」
 そのまま、リンディに勝るとも劣らない爆乳を肉棒に覆い被せていく。
「レ、レティ……だ、だめ……ぇ」
 理性の残り滓はそんな親友を止めようとしたが、
「ひゃおぉおおおおおんッ!!?」
 押し寄せる快楽の波は、一瞬で全てを押し流していた。





◆    ◆    ◆
◆    ◆    ◆





「ふ、ふふ……リンディのおチンポ……シャワー浴びてたはずなのに、臭いわぁ」
「そ、そんなことぉ」
 自覚があっただけにリンディは赤くなって身をくねらせた。
 確かに、臭い。
 噎せ返るような雄の匂いだ。
「年齢なんて私とそう変わらないのに……肌なんて、どうしてこんなに綺麗なのよ」
「あ、貴女だって……ひぅぐ!」
 二人ともそれぞれ母親――リンディに至っては孫がいる年齢とは思えない肌のきめ細かさだった。少しもかさついた所など無く、強いて言うなら大きすぎる乳房だけは二人とも垂れ気味だったがその事が逆にイヤらしさに拍車をかけている。
「さっき、イキそうだったのね? チンポのおクチ、パクパクしてるわよ?」
「え、ええ……ええ、そうよ……イキそうだったの。チンポ、自分でパイズリしててすっごい、ひゃんっ! ふ、深く……深イキしそうだったのよぉ……そ、れなのにぃ……」
 ちょっとだけ恨めしそうにリンディはレティを見下ろした。
「ごめんなさいね。お詫びも兼ねて……んちゅぱっ」
「ひほぉおおのふぅううううっ!!?」
 言ってる途中でレティの口がリンディの乳首をくわえていた。そのままおちょぼ口がちゅうちゅうと乳首を吸い、舌が口内でコロコロと転がしにかかる。
「乳首、乳首ぃ!!? ほぉあああああああっ! ぼ、勃起乳首ッ、チンポみたいに勃起しまくった乳首がレティに舐められちゃってる!? チンポ乳首がフェラされてるふぅうううっ!!?」
「はむ、ちゅぱ……ちゅ、れろれろれろ……ペロッ、はぶぅ……ん、ちゅ、るるれろ……ぷはぁっ。ウフフ……気持ちいいでしょう乳首チンポも」
「イイッ! オチンチン胸で挟まれておクチで扱かれてチンポ良すぎひぃいいいいいいいっ!!?」
 カリッ、とレティがリンディの乳首へと僅かに歯を立てていた。
「ほぉら。喋ってないで自分でもちゃんとパイズリなさい? ……ん、はぁ……チンポ臭いのが……鼻、イッパイにぃ……もうチンポ臭くて窒息しそう」
「そんなに臭い? 私のおチンポ、やっぱりそんなに臭いの?」
 不安げな顔の奥底に潜む期待感。
 親友の期待を裏切らないよう、レティは思うままに下品で汚らしくリンディの雄臭さについて語った。
「鼻、曲がりそうよ……精液臭チンポ……こんなの挟んでたら私のオッパイもザーメン臭くなっちゃう。それで、チンポ臭いオッパイのまま艦長するの。チンポ臭オッパイ提督として、部下からも息子からも後ろ指差されて……ふっ、ふぃいい……んっ、ふ、くふぅ……ぐ、むふぅ……ッ……想像しただけで、イッちゃいそう」
 乳房をさらにギュッと左右から押し潰し、レティは精液を扱きだそうとそのまま激しく上下運動を開始した。
「ぬぉほおおおおっ!!? おっぱ、レティのオッパイマンコすごっ、チンポ汁扱きだそうとしてすっごい締め付けてくるッ!? お、オマンコ、コレ本当にオマンコぉっ!!」
「本物の、オマンコの感触なんて……知らないくせに、何、言ってるの?」
「知らないけどコレきっとオマンコよぉ!! だってこんなに気持ちいいんだもの未亡人の垂れ乳マンコォッ!! でもわ、わたし、私のオッパイも垂れ乳マンコなのぉッ! 垂れ乳マンコ二つッ!! 年増女二人分の未亡人垂れ乳マンコにチンポ膣内射精ししちゃう絶対にしちゃうぅううううううッ!!!」
 昇ってきたモノが一旦亀頭で止まり、しかしすぐ後には自らの喉奧に叩きつけるかのように噴き出してくるのがわかった。





◆    ◆    ◆
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「ごぶぅおおおおおおオオオオッ!!? おぼっおぐぅぐべぇええええええっ!! ゲェッ、げへっ、かッ、ゲハッ、グッぷ、ブゲッ、ゲェボエエエエエエエエエッッ!!?」
「あふおほぉおおおっ♪ キタキタキタキタァ!! 乳マンコでイッた、リンディったら孫持ちの未亡人のくせにチンポでイッた自分のチンポでイキアクメさらしたぁッ!!! 飲みきれないザーメン吐き出しちゃってるのにまだ弾けてる、ドッピュドッピュってまだ射精してる射精続いてるぅ♪」
 泡立った精液がリンディの口端から絶え間なく溢れ出し続けていた。咳き込み、とろろどころか溶けた餅のような濃い精液を吐瀉しているリンディをおもしろおかしそうに見上げ、レティは震えている肉棒を容赦なく乳房で扱きあげる。
「げぶぅっ!? ばっ、レ、レディ、いば、だべげぇえええっ!? ひゃ、ひゃぶぅっ!? ぢんぼ、ぢんぼこじゅらにゃ、ゴヒィッ!? ひゅび、びひぃひいいいい!?」
「あぁっははははは! 豚みたいよリンディ! 孫までいる未亡人が豚みたいによがって、あは、あはははははは!! ひぃ、ひぃ……お、おもしろすぎ……でも安心してね? もっと、もっと凄いイキ顔晒させてあげるから。自分の精液まみれになってゴックンゴックンチンポ汁飲んでイキ続けるの。そうしないとこの魔法は解けないんだから……!」
 硬い乳首が浮き出た血管を擦っていく。
 リンディは目を白黒させながら必死に口内と喉奧に絡まった精液を吐き出していた。このままでは呼吸も会話も、満足に喘ぎ声を上げることすらままならない。もっともっと喘ぎたい。はしたなく嬌声をあげて、硬くなった肉棒を自分とレティの乳房の中で爆発させたい。
「ぶ、ぶぶぅ……がふっ、ぐひぅ……ふ、はぁ……はぁぐ……ちん、ぽぉ……あ、あはぁ。レティの乳マンコ、すごぉ……締め付けてくるの……私、おばあちゃんなのにぃ……乳マンコでチンポ思いっきりイッちゃうなんて……えへぇ……」
「まだ思いっきりじゃないんでしょう? こんなにバッキバキに勃起させて……さっきより大きくなってるわよ? 孫達が見たらどう思うかしらね。まさかおばあちゃんがこんなチンポ女だったなんて……」
「ひゃうぅううううううっ!!?」
 言葉責めにされて余計に背筋がゾクゾクする。
 自らも乳房を動かすのを再開し、リンディはもっと上の悦楽を求めて長い髪を振り乱した。精液と混じり合った唾液が糸を引き、肉棒にかかる。それをレティが妖艶に舐め取る様は例えようもなく淫靡だった。
「汁まみれチンポ♪ 美味しい、美味しいわぁ……んっ、はぁ……あの人のおチンポだって、こんなに凄くはなかったぁ……凄いの……リンディチンポあの人より凄いのぉ……オッパイだけでイッちゃいそうよぉ……あッ、あふぅん!?」





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 亡き夫の肉棒を思い浮かべながら、悪いと思いつつも淫熱に浮かされたレティは目の前にそそり勃つソレと比較せずにはいられなかった。
 大きさ、硬さ、太さ、長さ、エラの張り方、亀頭のイヤらしい形状……全てが夫のモノ以上だ。喉が鳴る。唾が溢れるのを止められない。挟み込んでいる乳房が、熱い。
「レ、レティ……そ、も、もぉわた、らめ……コレ、ぇえ……んひぃっ!? ダメッ、チンポそんなに扱かないでぇッ!? とまん、昇ってくるの止まんないギヒィイイッ!? チンポ汁また昇ってきてる、チンポの中ドクドク上昇してビュルビュル射精ちゃひぐぅうううううううううッッ!?」
「まだよ、まだ射精しちゃダメよ! もっとチンポ震わせてビクンビクンさせなくちゃダメ! 硬い、硬チンポで私の乳マンコ堪能してぇっ!! イイでしょ? キモチイイでしょ!? 友達の乳マンコでイくんでしょう!? こーんな、年甲斐もなくチンポにヨガリ狂いまくってる年増女のエロ乳マンコがすっごいイイんでしょう!!?」
「ぬふっ、おぉ、ひぃお、おほぉおおおおおおおおおッッ♪」
 言う通りレティの乳房には若さの張りはないけれど、スッポリと肉棒を包み込み、まとわりつくような感触はリンディの乳以上だ。
「イイッ! エロ乳マンコイイわよ最高よぉ!! おばあちゃんチンポを乳肉が扱くのすっごい扱いちゃってるのぉ!! ヌプヌプってしゅごっ、エロ乳マンコがエロチンポ挟んで放さなッ、放さない放れられないぃ!!?」
「もうダメもうダメもうダメぇッ!? 何も考えられなくなるこの極太チンポのことしか考えられなくなる頭の中チンポでイッパイにされるイッパイになっちゃってるぅッ!? エロ過ぎよリンディのチンポエロ過ぎなんでこんなにエロいのよぉおっ!!?」
「知らない知らないわかんないエロチン気持ちよすぎてわかんにゃいぃいいいいいいッッ!!? チンポ汁せり上がってきたもう亀頭まできたキタ来たわぁあアアッ♪ 射精るわよ射精るわよお!? イイ!? 射精しちゃってイイの私チンポイキまくってもいいのぉお!!?」
「イイわよだから射精してえ!! リンディの濃いぃチンポ汁で私の事ドロッドロにして蕩かしてぇええエエッ!! 溶けるのチンポ汁でトロトロになっちゃうのぉ!! 提督なのにチンポバカなの息子いるのにチンポ大好きなのよぉお!! 年甲斐もなくイッちゃう私イッちゃうぅううううううううッッ!!!!」
 二人の動きが速まっていく。
 もうお互いに射精することしか考えてはいなかった。
 昇っていく。とてつもなく粘度と濃度の高い精液が昇り詰めていく。
 破裂するイメージが二人の頭に浮かんでいた。限界まで膨張した剛直が破裂し、凶悪なまでの量の精液を吐き出すイメージ。
 その時は近かった。
 わかる。
 一擦りごとにあとどのくらいかかるのかがわかる。
「もぉイクッ、射精するチンポビクビク射精しまくるぅうううう!! レティ飲んで舐めて溺れてぇええええっ!! 私のチンポ汁に酔って堕ちてぇえええええッ!!!」
「いいわよわかったわよ堕ちたげる貴女のチンポ汁で全部奈落のそこまで真っ逆様に堕ちてあげるぅううう!! だから射精なさい思いっきり全力でくっさくて濃いチンポ汁射精しまくってぇえッ!!!」
 レティの身体がビクンと硬直したのと、リンディの肉棒が爆発的に膨れ上がり、亀頭の先を凄まじい勢いで弾けさせたのは全くの同時だった。
「おぼほぉおぉうおぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッ♪」
「ひぐっ、ひぐひぐひぎぃいいいぃうぇええええええええええええええええッッ♪」





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 一度目よりも遥かに大量の精液……さらに、二人は母乳まで噴き出しながら絶頂を迎えていた。ミルクとミルク、精液が混ざり合って世界を白く濁らせていく。二人の意識も白濁とし、混沌としていく。
 快楽こそが全て……二人の理性は消し飛んでいた。絶頂の果てにそこに残されたのは二匹の雌。肉欲を顕わにし、獣性に身を委ねた雌が絡み合い、睦み合う。
「ん、ふぅ……ひぃう……はぁ。……ん、はぁ……」
「ん、きゅっ、ゴク……んぐ、むぅ……あ、あは♪ 喉に……絡みつくぅ……リンディのチンポ汁、しゅごぉ……あ、あはは……ぁ」
 まだ硬いままの茎を舌で舐め回しながら、レティは精液を口に含み至高の美味であるかのように咀嚼した。
「んっ……ごく……私の……お汁ぅ……苦くて、コッテリしすぎで、飲み干せないのほぉ」
 精液を啜る二人の目の色は異常だった。全ての理性をかなぐり捨て淫蕩に狂った人間の見せる貌とはかくも凄絶なものなのかと……しかし、そんな感想を抱ける今の二人ではない。
 ただ蛇のように舌を蠢かせ、白い裸身をくねらせる。
「まだ……ダメぇ……硬い、もっと射精したい、射精したり無いの……はおぅッ……! チンポ、もっと、もっとレティに射精させてぇ……ねぇ?」
「うん、いいわ、いいわぁ……射精させてあげる、チンポ汁もっと浴びてあげる、飲み込んであげるわよ……あっは、いひぃ……ッ」
 レティの下の口はパックリと開き、今か今かとリンディの肉棒を待ち侘びていた。今あんなモノを挿入されたなら……想像しただけで達しそうになる。
「乳マンコじゃなくて、今度は……ホンモノの私のエロマンで……膣出しさせてあげる。う、ふふ……妊娠したら、どうしようかしら?」
 半ば冗談で、半ば本気で。
 魔法で生やされた肉棒から射精されるのはあくまで疑似精液であるはずだが、こんなにも濃いのだ。絶対に妊娠しないとは言い切れない。
 自分とリンディの子供……
「……ん、ふ、ふぅ」
 レティの口元に愉しげな笑みが浮かんでいた。
「も、ぉ……我慢できない……チンポ、挿入れたいぃ」
 対してリンディは必死の面相だ。痛いくらいに勃起した肉棒は、早く鎮めてくれと脳に叫び続けている。これでは拷問だ。
 狭い浴室で、レティは導くように腕を広げた。
 がっつくように、リンディが腰を沈めていく。
「あっ♪」
 ぬちょり、と言う粘っこい水音が聞こえた後に、残されたのは獣の咆吼のような二人の喘ぎ声だけだった。





―了―   






絵:寒天示現流




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